掻掘(読み)かいぼり

精選版 日本国語大辞典 「掻掘」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぼり【掻掘】

〘名〙 (「かい」は「かき」の変化した語) 池や堀などの水をかい出して、汲みほすこと。また、井戸の水をかい出す「井戸さらえ」にもいう。
※雑俳・みつめぎり(1810)「かひ堀りに迯込む蟹の穴」

かい‐ほ・る【掻掘】

〘他ラ四〙 (「かい」は「かき」の変化した語) 指先や、先のとがった物などで掻いて穴をあけたり、穴をひろげたりする。
古本説話集(1130頃か)四七「あやしがりて、すこしばかりかひほりて見るに、そこより水わきいづ」

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