掻取姿(読み)かいどりすがた

精選版 日本国語大辞典 「掻取姿」の意味・読み・例文・類語

かいどり‐すがた【掻取姿】

〘名〙 衣服の裾などをつまみ上げた姿。
徒然草(1331頃)一七五「物も着あへずいだき持ち、ひきしろひて逃ぐる、かいとりすがたのうしろ手、毛生ひたる細脛(ほそはぎ)のほど、をかしく、つきづきし」

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デジタル大辞泉 「掻取姿」の意味・読み・例文・類語

かいどり‐すがた【×掻取姿】

歩きやすいように着物つまをつまみ上げた姿。
「物も着あへず抱き持ち、ひきしろひて逃ぐる、―のうしろ手」〈徒然・一七五〉

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