推服(読み)すいふく

精選版 日本国語大辞典 「推服」の意味・読み・例文・類語

すい‐ふく【推服】

〘名〙 ある人を尊んで、その人に服従すること。心服
※続日本紀‐天平一四年(742)五月庚午「制、凡擬郡司少領已上者。国史生已上共知簡定。必取当郡推服、比郡知聞者
末枯(1917)〈久保田万太郎〉「柳朝は、師匠の梅橋でさへつねに推服してゐたほどの人情噺名人だった」 〔南史‐陳武帝紀〕

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デジタル大辞泉 「推服」の意味・読み・例文・類語

すい‐ふく【推服】

[名](スル)人を敬って心から従うこと。心服。
「純真な気持ちから一番柴岡に―しているらしく」〈島木健作・続生活探求

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普及版 字通 「推服」の読み・字形・画数・意味

【推服】すいふく

おし立て尊敬する。晋・陶潜〔孟府君(嘉)の伝〕(郭)の從弟立、亦た才志り。君と時を同じうし、譽を齊しうするも、(つね)に推す。

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