精選版 日本国語大辞典 「接平面」の意味・読み・例文・類語
せつ‐へいめん【接平面】
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Sをなめらかな曲面とし,PをS上の点とする。このとき,Pを通るS上の曲線を任意にとり,Pにおけるこの曲線の接線をつくれば,これらはすべて同一平面上にある。この平面を点Pにおける曲面Sの接平面と呼び,Pをその接点と呼ぶ。なお,Pにおいて接平面に立てた垂線を点Pにおける曲面Sの法線という(図1)。点Pが中心をOにもつ球面上にあるとき,Pにおける接平面はPを通り半径OPに垂直な平面である。この場合は曲面は接平面の片側だけにあるが,一葉双曲面の例が示すように,つねにそうであるとは限らない(図2)。
執筆者:中岡 稔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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