採長補短(読み)さいちょうほたん

精選版 日本国語大辞典 「採長補短」の意味・読み・例文・類語

さいちょう‐ほたん サイチャウ‥【採長補短】

〘名〙 他人長所を採り入れ、自分短所を補うこと。
※「日本人」が懐抱する処の旨義を告白す(1888)〈志賀重昂〉「想ふに採長補短てふは折衷比較的にして、其説ふる処偏に古色を帯び、転た快活果敢ならざる者に似たり」

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デジタル大辞泉 「採長補短」の意味・読み・例文・類語

さいちょう‐ほたん〔サイチヤウ‐〕【採長補短】

人の長所をとり入れて、自分の短所を補うこと。

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四字熟語を知る辞典 「採長補短」の解説

採長補短

長所を取り入れ、短所を補うこと。よいところは取り入れて伸ばし、悪いところはそれを補助するようにすること。

[使用例] 採長補短の改良主義や、試行錯誤実用主義などが一時の歴史的役割をもったことは事実である[唐木順三*死について|1956~57]

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