精選版 日本国語大辞典 「掛針・掛鉤」の意味・読み・例文・類語
かけ‐ばり【掛針・掛鉤】
〘名〙 (「かけはり」とも)
② 裁縫道具の一つ。針の末端に紐をつけ、それを布に刺した針に引っかけ、一方の先端の釣り針のように曲がったかぎの部分を畳などに突き刺して、布をぴんと張って、縫うもの。くける時などに用いる。

※俳諧・毛吹草(1638)六「天衣ぬふかけばりか三日の月〈貞義〉」
③ 書法で、「‐」のこと。たとえば「羊」の王の下に突き出た、縦棒。
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