掛越(読み)かけこす

精選版 日本国語大辞典 「掛越」の意味・読み・例文・類語

かけ‐こ・す【掛越】

〘自サ四〙
① 波が岩におおいかぶさって越すため岩が濡れるように、涙が袖を濡らす。
※為家集(1271‐75頃)「いつしかと袖にかけこす涙哉今日こそみつれ浦のはつ嶋」
② 心に期待する。予期する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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