据腰(読み)スエゴシ

デジタル大辞泉 「据腰」の意味・読み・例文・類語

すえ‐ごし〔すゑ‐〕【据(え)腰】

歩くとき、腰をすえて上体をくずさない姿勢。また、その腰つき。もと遊女道中姿であったが、のちには一般女性もまねるようになった。
抜衣紋ぬきえもん突袖つつそでで、―の露払」〈鏡花・日本橋〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「据腰」の意味・読み・例文・類語

すえ‐ごし すゑ‥【据腰】

〘名〙
身体を動かすとき、腰をすえて、まっすぐ伸ばした上体をくずさない姿勢。また、その腰つき。初めは、遊里での遊女の道中姿であったが、後に一般の女性もまねるようになった。
浮世草子・好色貝合(1687)上「裾のふかせやう、すゑごしのあゆみぶり、一から十皆傾城になりたり」
② 立て膝にして腰をすえ、背をのばした形ですわること。

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