捩伏・捻伏(読み)ねじふせる

精選版 日本国語大辞典 「捩伏・捻伏」の意味・読み・例文・類語

ねじ‐ふ・せる ねぢ‥【捩伏・捻伏】

〘他サ下一〙 ねぢふ・す 〘他サ下二〙
相手の腕をねじって倒し、押えつける。〔文明本節用集(室町中)〕
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)五「ねぢふせねぢふせ縛りつけ」
② 無理に屈伏させる。強引に自分支配下に置く。
道草(1915)〈夏目漱石〉九二「貴夫の理窟は他(ひと)を捻(ネ)ぢ伏(フ)せるために用ひられる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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