捨郭・捨曲輪(読み)すてぐるわ

精選版 日本国語大辞典 「捨郭・捨曲輪」の意味・読み・例文・類語

すて‐ぐるわ【捨郭・捨曲輪】

〘名〙 山城を築く時、くるわにするように地をきりならし、塀をかけないでそのままにしておく箇所。敵の攻撃を受けたとき、防御拠点とする。
北条五代記(1641)一〇「塀を破りすてぐる輪と号し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報