捨物(読み)すてもの

精選版 日本国語大辞典 「捨物」の意味・読み・例文・類語

すて‐もの【捨物】

〘名〙 投げ捨てられ顧みられないもの。役に立たなくなったもの。無用のもの。
※米沢本沙石集(1283)四「えりくづの捨物(ステモノ)法師に成して」
浮世草子好色五人女(1686)三「爰に石山寺開帳とて、都人袖をつらね、東山の桜は捨物(ステモノ)になして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「捨物」の意味・読み・例文・類語

すて‐もの【捨(て)物】

捨てて顧みられないもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android