捥付(読み)もぎつけ

精選版 日本国語大辞典 「捥付」の意味・読み・例文・類語

もぎ‐つけ【捥付】

〘名〙
矢柄(やがら)の、節の枝を払った部分
太平記(14C後)一五「箆(の)の太さは尋常の人の蟇目(ひきめ)がらにする程なる三年竹を、もぎつけに押削て」
戦陣兜首(かぶとくび)を取ること。また、敵の首と兜とをともに取ること。
三河物語(1626頃)三「かぶとをきたる者の頸を取ては、もぎ付と云事、昔はなければ、只今きく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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