捕処・執所(読み)とらえどころ

精選版 日本国語大辞典 「捕処・執所」の意味・読み・例文・類語

とらえ‐どころ とらへ‥【捕処・執所】

〘名〙 つかまえどころ。拠りすがるべきところ。証拠または論拠としてとらえるべき手がかり。とらえどこ。
一条摂政御集(961‐992頃)「そはされどとらへどころのありければはししたならでながれざりきと」
※私の信条(1951)〈中野好夫〉「良心という、ある意味では把(とら)えどころのない実体(エンティティ)が」

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