振事(読み)ふりごと

精選版 日本国語大辞典 「振事」の意味・読み・例文・類語

ふり‐ごと【振事】

〘名〙 歌舞伎舞踊、または舞踊劇。せりふ中心の劇に対して、踊り所作を主とする演技演出をいう。所作事振事劇
※歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)三立「これより四人の所作、いろいろ振り事あって、手踊りチラシまであって」

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デジタル大辞泉 「振事」の意味・読み・例文・類語

ふり‐ごと【振(り)事】

所作事しょさごと

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百科事典マイペディア 「振事」の意味・わかりやすい解説

振事【ふりごと】

所作事(しょさごと)

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世界大百科事典(旧版)内の振事の言及

【所作事】より

…歌舞伎舞踊のこと。〈所作〉また〈振事(ふりごと)〉〈景事(けいごと)〉とも。歌舞伎の文献では1687年(貞享4)の《野良立役舞台大鏡》にみえるのが古く,所作事ははじめやつし事として,職業の意味での所作から,職業とくに職人の動きを舞踊に写したものであった。…

※「振事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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