精選版 日本国語大辞典 「挙句・揚句」の意味・読み・例文・類語
あげ‐く【挙句・揚句】
〘名〙
※長短抄(1390頃)下「あげ句を書き懐帋をばとづるへし」
※史記抄(1477)一九「大水のあけくは旱であらうずほどにとて、車をこしらへて待ぞ」
※人情本・英対暖語(1838)四「新道のお増なんぞもそれしゃの上句(アゲク)だから」
③ (単独、または「に」を伴って副詞的に) 結局のところ。その結果として。とどのつまり。現在では、上に連体修飾語をのせて用いることが多い。
※史記抄(1477)一一「皆力のつよい者ぢゃが、あげくにわどれも人に殺されて死で」
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