指湯(読み)さしゆ

精選版 日本国語大辞典 「指湯」の意味・読み・例文・類語

さし‐ゆ【指湯】

〘名〙 湯をさし足すこと。とくに茶の湯で、茶を点(た)てるときに、初めは練り易い湯の量で行ない、ある程度練った後にさし加える湯のことをいう。
南方録(17C後)滅後「ふり立て後加減あししとて、さし湯するは茶人の不覚と云々」

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