担夫(読み)タンプ

デジタル大辞泉 「担夫」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぷ【担夫】

荷物をになう人夫。〈色葉字類抄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「担夫」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぷ【担夫】

〘名〙 荷物をかついで運搬する人夫。特に奈良・平安時代では綱丁(ごうちょう)に率いられて、庸・調などの貢物を都に運ぶ運脚(うんきゃく)をいう。
続日本紀‐大宝元年(701)一〇月己未「免駕諸国騎士。当年調庸及担夫田租」 〔新唐書‐李白伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の担夫の言及

【運脚】より

…徒歩で物資を輸送する人夫。脚夫,担夫ともいう。律令制においては調の現物を京まで運送する力役はその納入者自身が負担するのが原則とされた。…

※「担夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android