押責(読み)おししおる

精選版 日本国語大辞典 「押責」の意味・読み・例文・類語

おし‐しお・る ‥しほる【押責】

〘他ラ四〙 (「おし」は接頭語) 涙でくもりふさがろうとする目を、しいてぬぐう。
源氏(1001‐14頃)葵「手習ひ捨て給へるを取りて、目をおししほりつつ見給ふを」
[補注]一説に「おししぼる」として、「目を細めて涙をしぼり出す」「目を細めてしいて涙をおさえるようにする」「涙で一杯になる目をしぼめて物を見張る」などとも解されている。

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