押始(読み)おっぱじめる

精選版 日本国語大辞典 「押始」の意味・読み・例文・類語

おっ‐ぱじ・める【押始】

〘他マ下一〙 (「おっ」は接頭語) 「はじめる(始)」の俗ないい方。
※歌舞伎・椀久浮世十界(1686)「あまり思ひに堪へかねて、万才の事存じた慰み、能をおっ始め」

おっ‐ぱじま・る【押始】

〘自ラ五(四)〙 (「おっ」は接頭語) 「はじまる(始)」の俗ないい方。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉九「また議論おっぱじまったのか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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