デジタル大辞泉
「押し靡ぶ」の意味・読み・例文・類語
おし‐な・ぶ【押し×靡ぶ/押し▽並ぶ】
[動バ下二]
1 力を加えてなびかせる。
「婦負の野のすすき―・べ降る雪に宿借る今日し悲しく思ほゆ」〈万・四〇一六〉
2 すべて一様にする。
「軽々しう―・べたるさまにもてなすなるがいとほしきこと」〈源・葵〉
3 (完了の助動詞「たり」を伴い、多く打消しに用いて)平凡である。普通である。
「中納言の君、中務などやうの―・べたらぬ若人どもに」〈源・帚木〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例