世界大百科事典(旧版)内の抵抗損の言及
【損失】より
…損失には銅損,鉄損,漂遊負荷損があり,回転機ではさらに機械損がある。銅損(抵抗損ともいう)はI2R(Iは電流,Rは抵抗)の形で銅線中でジュール熱として発生する損失,鉄損は鉄心中の磁束が時間的に変化するときに磁気ヒステリシスおよび渦電流に基づいて発生する損失,機械損は静止部分と回転部分との間の摩擦(軸受部とブラシの部分で起こる)および回転部分の扇風作用による損失であり,漂遊負荷損は以上の各損失に含まれない損失である。電気機器の取引に際しては,試験設備の制約から全負荷で試験して効率を測定することが困難であるため,規格などで定められた方法によって損失を測定または算定し,これから効率を算出することが多い。…
※「抵抗損」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」