抱稲(読み)だきいね

精選版 日本国語大辞典 「抱稲」の意味・読み・例文・類語

だき‐いね【抱稲】

〘名〙 紋所の名。稲を左右から向き合わせて丸形にした図柄のもの。
浄瑠璃・津戸三郎(1689)役所尽し「抱笹、だきいね、花靫、波に兎のしるしこそ、亀井片岡伊勢駿河」

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デジタル大辞泉 「抱稲」の意味・読み・例文・類語

だき‐いね【抱(き)稲】

紋所の名。葉のついた稲を左右から丸く向かい合わせた形を描いたもの。

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