抜駆・抜懸(読み)ぬけがけ

精選版 日本国語大辞典 「抜駆・抜懸」の意味・読み・例文・類語

ぬけ‐がけ【抜駆・抜懸】

〘名〙
戦いで、武功をたてようと陣営をこっそり抜け出して先がけすること。他を出し抜いて敵中に攻め入ること。
太平記(14C後)三「高橋又四郎抜懸(ヌケカケ)して、独り高名に備へんとや思けん」
② 他を出し抜いて事を行なうこと。
俳諧・続山の井(1667)春「ぬけがけをして春名のれ郭公〈常信〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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