抜状・擢状（読み）ぬきじょう

精選版 日本国語大辞典

ぬき‐じょう ‥ジャウ【抜状・擢状】

〘名〙 江戸時代、定飛脚で、急用あるものを、飛脚屋の店頭、または道中路次で行李の中から抜き出し、別に急飛脚を仕立て昼夜の別なく送ること。また、その状。

※駅逓志稿考証（1881）八九六「定飛脚旧記に当時抜状に庭抜状、道中抜状の二種あり」

出典　精選版 日本国語大辞典