抜き乱る(読み)ヌキミダル

デジタル大辞泉 「抜き乱る」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐みだ・る【抜き乱る/貫き乱る】

[動ラ四]つらぬいている緒を抜き取って玉を散らす。
「―・る人こそあるらし白玉の間なくも散るか袖のせばきに」〈古今・雑上〉
[動ラ下二]つらぬいている緒が抜けて、玉が乱れ散る。
「―・れ散るか白玉白妙の衣手涼し布引の滝」〈壬二集

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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