抜かす(読み)ヌカス

デジタル大辞泉 「抜かす」の意味・読み・例文・類語

ぬか・す【抜かす】

[動サ五(四)]
入れるべきものを入れない。うっかりして落とす。漏らす。また、間をとばす。「順番を―・す」
抜けるようにする。力などを失わせる。「びっくりして腰を―・す」「うつつを―・す」
(「吐かす」とも書く)言う、しゃべるの意で、相手を卑しめていう語。言いやがる。ほざく。「てめえ何を―・すか」
ある場所から逃げ出させる。
「権三様をもあの婆が、見ぬやうにそっと―・してなせませ」〈浄・鑓の権三
[可能]ぬかせる
[類語]ほざく言う話すしゃべる語る述べる発言する口を利く口に出す口にする吐く漏らす口走るうそぶく言い出すしゃべくる物言う伝える告げる物語る打ち明ける明かす説明する述懐する告白する口外こうがいする他言たごんする言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける口に上る口の端に掛かる口を開く口を切る申し述べる(尊敬)おっしゃる仰せられるのたま謙譲申し上げる申す言上ごんじょうする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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