折紙(遊戯)(読み)おりがみ

百科事典マイペディア 「折紙(遊戯)」の意味・わかりやすい解説

折紙(遊戯)【おりがみ】

紙を折りたたんでいろいろな形を作る日本の伝承遊戯。紙を折り,儀式などに用いることは古代から行われていたが,遊戯的折紙の出現平安時代とされる。ただし,江戸後期に出版された《四羽鶴折形》(1797年)が現存する最古資料色紙なども用い,多くの形が工夫され,〈ORIGAMI〉の名で欧米にも広まった。明治〜大正期に小学校などの教材にとり入れられ,旧来の形にとらわれない,創作折紙も作られるようになった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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