(読み)つねる

精選版 日本国語大辞典 「抓」の意味・読み・例文・類語

つね・る【抓】

〘他ラ五(四)〙 (「つめる(抓)」の変化した語か) 指先または爪で皮膚を強くはさんでねじる。
仮名草子・片仮名本因果物語(1661)中「彌五助腹立気色にて、亦徒ら事を云とて、雪石(せっせき)股をつねりければ、夢覚(さめ)たり」

つめ・る【抓】

〘他ラ四〙 指先でつよくはさむ。つねる。つむ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「わが身をつめって見ねば他(ひと)の痛さが知れませんはな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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