打解ける(読み)ウチトケル

デジタル大辞泉 「打解ける」の意味・読み・例文・類語

うち‐と・ける【打(ち)解ける】

[動カ下一][文]うちと・く[カ下二]
警戒心がなくなり、隔てなく親しむ。気を許す。「初対面相手と―・ける」
気楽にくつろぐ。「家庭的な―・けた集まり」
油断する。
「誰とか知らむと、―・け給ひて」〈夕顔
氷などがとける。
うぐひすの涙のつらら―・けて古巣ながらや春を知るらむ」〈新古今・春上〉
[類語]解け合う馴染む親しむファミリアフレンドリーアットホームドメスティック家庭的心安い水いらず親しい近しい気安いむつまじい親密懇意昵懇じっこん懇親別懇ねんご親愛和気藹藹あいあい仲良し気が置けない人なつこい取っ付きやすい懐こい如才ない調子がいいなれなれしい馴染み深いつうつうつうかあ息が合う反りが合う反り馬が合う気が合う肌が合う琴瑟きんしつ相和す打てば響く意気投合心を通わす心が通う胸襟を開く腹を割る心を開く心を許す気を許す肝胆相照らす心を交わす心を以て心に伝う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android