打直(読み)うちなおす

精選版 日本国語大辞典 「打直」の意味・読み・例文・類語

うち‐なお・す ‥なほす【打直】

〘他サ五(四)〙
① (「うち」は接頭語) もとのようにきちんとさせる。直す。
源氏(1001‐14頃)紅葉賀「詠はてて袖うちなをし給へるに」
② 打ってもとのようにする。また、もう一度打つ。打ち返す。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「おらもの、角琴柱(かくことぢ)はチト来(きたっ)たから打直(ウチナホ)させうと思ふよ」

うち‐なおし ‥なほし【打直】

〘名〙 古綿を再製すること。また、その綿。
随筆守貞漫稿(1837‐53)一七「 古綿。是を再製したるを京坂にて南京綿と云、江戸にて打直しと云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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