打忍(読み)うちしのぶ

精選版 日本国語大辞典 「打忍」の意味・読み・例文・類語

うち‐しの・ぶ【打忍】

〘自バ上二(四)〙 (「うち」は接頭語。「しのぶ」はもと上二段活用)
① 隠れる。人目を避ける。内々にする。
※後撰(951‐953頃)恋一・五五七「いはせ山谷のした水うちしのび人の見ぬまは流れてぞふる〈よみ人しらず〉」
② 我慢する。耐え忍ぶ。
※浜松中納言(11C中)二「うちしのびつつ、涙の落ち給ふよりほかのことなく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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