デジタル大辞泉
「打倒」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
だ‐とう ‥タウ【打倒】
〘名〙
※
江戸繁昌記(1832‐36)三「急に
溝板を抽いて棒を架住し、運一運、他の脛を望て打倒し去る」
② 立ち行かなくなるように打撃を加える。うちほろぼす。また、
争い事で、相手を負かす。
※旅‐昭和五年(1930)八月号・南支行脚〈小室孝雄〉「打倒日本帝国主義打倒日本資本侵略主義の宣伝ビラは」
ぶっ‐たお・す ‥たふす【打倒】
〘他サ五(四)〙 (「ぶちたおす(打倒)」の変化した語) 打ってたおす。なぐってたおす。また、「たおす(倒)」の俗語的
表現。
※落語・素人人力(1893)〈三代目三遊亭円遊〉「をっと
子供を三人打倒
(ブッタフ)した」
ぶっ‐たお・れる ‥たふれる【打倒】
〘自ラ下一〙 ぶったふ・る 〘自ラ下二〙 (「ぶっ」は
接頭語) はげしい勢いでたおれる。また、「たおれる(倒)」の俗語的表現。
※
雑兵物語(1683頃)下「あに頑馬だによってがらりぶったをれたによって」
うち‐たお・れる ‥たふれる【打倒】
〘自ラ下一〙 うちたふ・る 〘自ラ下二〙 (「うち」は接頭語) ばったり倒れる。ぶったおれる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報