打ち遣る(読み)ウチヤル

デジタル大辞泉 「打ち遣る」の意味・読み・例文・類語

うち‐や・る【打ち遣る】

[動ラ五(四)]
そのままにしておく。かえりみずにほうっておく。うっちゃる。
「代助は平生から、此位に世の中を―・っていた」〈漱石それから
遠くへやる。放して置く。
御髪は、こちたく清らにて、九尺ばかりおはしますを、結ひて―・られたり」〈夜の寝覚・四〉
屈託した気持ちなどを晴らす。
「なにとなく見聞くごとに心―・りて過ぐしつつ」〈右京大夫集詞書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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