才才(読み)かどかどし

精選版 日本国語大辞典 「才才」の意味・読み・例文・類語

かどかど‐し【才才】

〘形シク〙 いかにも才能がある。才気に満ちている。てきぱきとして賢い。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「交らひたるさまなど、もどかしきところなく、かどかどしく、めもおよばず、勝れいでたれば」
増鏡(1368‐76頃)八「いと花やかに、今めかしきところおはする君にて、よろづかどかどしうなん」
かどかどし‐げ
〘形動〙
かどかどし‐さ
〘名〙

ざえざえ‐し【才才】

〘形シク〙 いかにも学識が深そうだ。学才がありそうなようすである。
源氏(1001‐14頃)若菜下「ただ走り書きたる趣きの、さえさえしく、はかばかしく」

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