手鍋(読み)てなべ

精選版 日本国語大辞典 「手鍋」の意味・読み・例文・類語

て‐なべ【手鍋】

〘名〙
梅津政景日記‐慶長一七年(1612)四月二日「米を持参、てなへに入候て」
② 人を使わないで、自分で煮たきをすること。
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中「手なべでもくらされまい物でもなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手鍋」の意味・読み・例文・類語

て‐なべ【手鍋】

つるのついた鍋。手取り鍋
自分で煮炊きをすること。自炊。「手鍋で暮らす」
[類語]土鍋平鍋揚げ鍋中華鍋焙烙ほうろくパンフライパン

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