手痛(読み)ていたい

精選版 日本国語大辞典 「手痛」の意味・読み・例文・類語

て‐いた・い【手痛】

〘形口〙 ていた・し 〘形ク〙
程度がはげしいさま。てひどい。てづよい。
平家(13C前)四「あれ御らん候へ。橋のうへのいくさ手いたう候」
② 特に、非難損害などの程度がはげしい。
三四郎(1908)〈夏目漱石〉六「ことに大学文科の西洋人を手痛(テイタ)く罵倒してゐる」
ていた‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報