手洗(読み)てあらい

精選版 日本国語大辞典 「手洗」の意味・読み・例文・類語

て‐あらい ‥あらひ【手洗】

〘名〙
① 手を洗うこと。特に神仏に祈るときに、手を洗うことによって身を清めることをいう。
更級日記(1059頃)「いみじく心もとなきままに、とうしん薬師仏をつくりて、てあらひなどして」
② 手を洗うのに用いる水や湯。手洗い水。また、それを入れる容器たらい。〔名語記(1275)〕
③ 用便をする場所。→おてあらい
広告の力(1926)〈上野精一〉「手洗へ行くと鏡にビールか酒の名がある」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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