手柄顔(読み)てがらがお

精選版 日本国語大辞典 「手柄顔」の意味・読み・例文・類語

てがら‐がお ‥がほ【手柄顔】

〘名〙 自分手柄を自慢する顔つき。誇らしげな態度。また、そのような顔つき、態度をすること。ほこりがお。自慢顔
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下「翁が杜撰の文句をだに手柄貌(テガラガホ)にとりいだしきて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手柄顔」の意味・読み・例文・類語

てがら‐がお〔‐がほ〕【手柄顔】

手柄を自慢する顔つき。ほこりがお。「手柄顔をする」「手柄顔に話す」
[類語]誇らか揚揚得得得意鼻高高誇らしい鼻が高い肩身が広いときしたり顔自慢顔自慢たらしい会心昂然こうぜん胸を張る得意満面得意顔勝ち誇る肩を張る肩で風を切るこれ見よがし有頂天優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるうぬぼれるのぼせるひけらかすあごをなでるどや顔所得ところえおご肩肘かたひじ張る天狗になる見得を切る大見得を切る高ぶるいい気誇示見せつける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android