手支(読み)てづかえる

精選版 日本国語大辞典 「手支」の意味・読み・例文・類語

て‐づか・える ‥づかへる【手支】

〘自ハ下一〙 てづか・ふ 〘自ハ下二〙 手もとにさしつかえがおこる。支障がおこる。また、金銭に窮する。金づまりになる。
浮世草子日本新永代蔵(1713)三「金銀に手づかへ持こたへがたく、売はなして人奉公をする也」

て‐づかえ ‥づかへ【手支】

〘名〙 てづかえること。手もとがさしつかえること。順序手順が狂って支障が起こること。また、金銭に窮すること。手づまり。
浄瑠璃・孕常盤(1710頃)三「さあと云時 御用に手づかへなき様に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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