手口(読み)てぐち

精選版 日本国語大辞典 「手口」の意味・読み・例文・類語

て‐ぐち【手口】

〘名〙
① やりかた。特に、犯行のやりくち。
※恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉三一「予(かね)て為慣(しな)れた覚えの手口(テグチ)とて、難無く圊(かはや)に這上って」
② 取引市場で取引した売手買手。〔取引所用語字彙(1917)〕

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デジタル大辞泉 「手口」の意味・読み・例文・類語

て‐ぐち【手口】

犯罪などのやりかた。また、その特徴。「侵入する手口が同じだ」
取引所で、どの証券会社がどのような銘柄を何株売ったか買ったかという売買の内容。
[類語]仕方方法り方仕振り仕様しようよう方式流儀り口でん致し方手段メソッド方途機軸定石てだて方便術計

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世界大百科事典内の手口の言及

【取引所】より

…〈追随高〉〈追随安〉ともいう。 手口証券会社各社の売り買いの内容を示すもので,どの証券会社がどの株をどれだけ売り買いしたかをいう。 手じまう信用取引で建玉を転売または買い戻して決済し,売買関係から離れることをいう。…

※「手口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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