手を直す(読み)てをなおす

精選版 日本国語大辞典 「手を直す」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 直(なお)

先手後手を交代する。
源氏(1001‐14頃)手習「御碁を打たせ給へといふ〈略〉てなほして打つ」
② 以前に修得した技術などを矯(た)め、直す。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第五「白露を置て見てから手を直す 大橋流の筆をおっとり」
日本音楽で、在来旋律の型や、囃子(はやし)リズムなどを改める。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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