手を焼く(読み)てをやく

精選版 日本国語大辞典 「手を焼く」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 焼(や)

処置に窮する。てこずる。もてあます。
※俳諧・鷹筑波(1638)五「山高ふして水の遠ひに もへいづるわらびを折て手をやくな〈浄久〉」
大道無門(1926)〈里見弴〉隠家「純の結婚では、親類ぢうが手を焼いてゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手を焼く」の意味・読み・例文・類語

・く

うまく処理できなくて困る。てこずる。もてあます。「反抗期子供に―・く」
[類語]てこずる苦労困る弱る参るきゅうするこうずる苦しむ困り果てる困りきる困りぬく困却する往生おうじょうする難儀する難渋なんじゅうする閉口する困惑する当惑する途方に暮れる手に余る持て余す手に負えない手が付けられない手が掛かる世話が焼ける始末に負えない始末が悪い・どうにもならない・如何ともしがたい・度し難い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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