精選版 日本国語大辞典 「手を打つ」の意味・読み・例文・類語
て【手】 を 打(う)つ
① てのひらをうち合わせて鳴らす。
※古事記(712)下「爾に其の一言主大神、手打ちて其の捧げ物を受けたまひき」
※浮世草子・世間娘容気(1717)二「一門の亭主共手を打て肝をつぶし」
(ロ) てのひらを打ち鳴らして礼拝する。合掌する。
※書紀(720)持統四年正月(北野本訓)「皇后即天皇位す。公卿百寮、羅列りて匝(あまね)く拝(をか)みたてまつりて手拍(ウツ)」
※浮世草子・男色大鑑(1687)八「胸筭用違ひはないか手(テ)をうて打もせいと大笑ひして」
※黄表紙・米饅頭始(1780)「だんだんそうだんきはまり、三百両にて手をうち、しゅびよくおよねを身うけして」
(ニ) 合点がいったり、納得したりする時にする動作。
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