手を分かつ(読み)てをわかつ

精選版 日本国語大辞典 「手を分かつ」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 分(わ)かつ

① 手わけする。手くばりする。
※竹取(9C末‐10C初)「みやつかささふらふ人、みな手をわかちてもとめ奉れども」
② 別れる。離別する。袖を分かつ。また、関係を断つ。
※読本・雨月物語(1776)浅茅が宿「人々に志を告て五月雨のはれ間に手をわかちて、十日あまりを経て古郷に帰り着ぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手を分かつ」の意味・読み・例文・類語

か・つ

別れる。また、関係を断つ。
埠頭はとばまで送って、―・った」〈蘆花思出の記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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