精選版 日本国語大辞典「手を入れる」の解説
て【手】 を 入(い)れる
① 手を加えて整える。手入れをする。また、不足を補ったり訂正したりする。
※郊外(1900)〈国木田独歩〉二「今日は自宅へ持て帰て少は手を入れたいからと言ふと」
② 手段を講じる。さぐりを入れる。わたりをつける。手をまわす。手を尽くす。
※玉塵抄(1563)二七「州吁が前に鄭が衛を伐た怨を報ぜうとて諸侯え色々手を入て乱をおこさうとするぞ」
③ 警察が犯罪を探る。また、証拠品の押収や検挙のために、現場に踏みこむ。
※良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉続「是れには警察権も手を入れることが出来ないのだ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報