手をつくる(読み)テヲツクル

デジタル大辞泉 「手をつくる」の意味・読み・例文・類語

をつく・る

手を合わせて拝む。
かうべかたぶけ―・りてこれを信じ貴びけり」〈今昔・三一・二六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手をつくる」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を つくる

両手を合わせて拝む。合掌する。
書紀(720)孝徳即位前(北野本訓)「古人大兄、座(しきゐ)を避りて逡巡(しりそ)きて拱手(テヲツクリ)て辞(いな)びて曰さく」
※今昔(1120頃か)三一「世の人皆、首を傾け手を造て此を信じ貴びけり」
② 何もしないでいる。手をつかねる。
バレト写本(1591)「シゴトヲ ウチヲキ te(テ) ccuqutte(ツクッテ) アキレ イタルガ」

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