手の奴足の乗り物(読み)てのやっこあしののりもの

精選版 日本国語大辞典 「手の奴足の乗り物」の意味・読み・例文・類語

て【手】 の 奴(やっこ)(あし)の乗(の)り物(もの)

(自分の手を召使いとして、足を乗り物とするの意から) 何事も自分の力で処理して、他人の力を借りないことのたとえ。
方丈記(1212)「一身をわかちて、ふたつの用をなす。手のやっこ、足ののりもの、よくわが心にかなへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手の奴足の乗り物」の意味・読み・例文・類語

やっこあしもの

《自分の手を召使いとし、足を乗り物にする意から》何事も他人の力を借りずに自分で行うこと。
「一身をわかちて、ふたつの用をなす。―、よくわが心にかなへり」〈方丈記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android