精選版 日本国語大辞典 「手にする」の意味・読み・例文・類語
て【手】 に する
① 何かある行為をするために、自分の手で持つ。じかに手に取る。
※風流魔(1898)〈幸田露伴〉七「おのれが職業をも等閑に付してまた顧みざるに至り、鎚を手にせんとも鏨(たがね)を手にせんともせず」
② 受け取る。落手する。
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉上「前触も何もなく突然斯ういふものを手にしたといふことは」
③ 手段にする。口実にする。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報