デジタル大辞泉 「手が回る」の意味・読み・例文・類語 手てが回まわ・る 1 注意が行き届く。「仕事が忙しくてほかのことに―・らない」2 捜査や逮捕の手配がされる。「警察の―・る」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「手が回る」の意味・読み・例文・類語 て【手】 が 回(まわ)る ① 手配りが十分にゆきとどく。※浄瑠璃・愛護若塒箱(1715頃)一「恋の矢疵の時花(はやり)医者、其許(そこもと)迄は手が廻らぬ、杉山膏薬買はしゃれ」② 自由にやりくりする。うまく事がはこぶ。※談義本・根無草(1763‐69)前「近年は押なべて金魚銀魚の手はまはらず、ほうぼうより緋鯉にせつかれ」③ 犯人逮捕の手配がされる。手がはいる。犯人の立場からいう。※歌舞伎・天衣紛上野初花(河内山)(1881)六幕「ゆすり衒(かた)りも度重り、捨てて置かれず町方から四方へお手(テ)が廻(マハ)ったからは」④ 手もとが狂う。※浮世草子・世間娘容気(1717)四「酒の上にてひよっと手がまはり、どんな所をつかれてしぬまい物でもない」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報