扇の拝(読み)オウギノハイ

デジタル大辞泉 「扇の拝」の意味・読み・例文・類語

おうぎ‐の‐はい〔あふぎ‐〕【扇の拝】

平安時代宮中で、孟夏もうかしゅん群臣を召して扇を賜った儀式 夏》「庭の余花―にまかり出づ/月斗

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「扇の拝」の意味・読み・例文・類語

おうぎ【扇】 の 拝(はい)

中古、陰暦四月一日に、役人たちを宮中に召し出し、酒を賜わり、政治のことをお聞きになった朝廷の儀式。孟夏旬(もうかのじゅん)にあたって、役人たちに扇を分け与えることから、この名が生じた。《季・夏》 〔公事根源(1422頃)〕

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